さぬきの健康と元気をサポートする高松日赤だより

なんがでっきょんな

ガンのこと

2人に1人がかかる がんについて知っておきたいこと 第28回「新しい乳がんの放射線治療法のご紹介です!」


放射線治療を受ける乳がんの患者さんに安心して治療を受けていただくため、当院では新しい治療法を取り入れています。

放射線治療は、お一人おひとりの体格や病状に合わせて計画を立てます。治療の目的は乳がんを治すことですが、その際、周囲にある大切な臓器への影響をできるだけ抑える工夫が必要です。特に左側の乳がん治療では、すぐ近くにある「心臓」への影響を減らすことが重要な課題となっていました。

当院では2024年11月より「深吸気息止め照射(DIBH)」という方法を導入しました。患者さんが大きく息を吸って止めている間に放射線を照射する治療法です。肺は深く息を吸うと風船のように膨らみ、心臓が治療する場所から遠ざかります。心臓に放射線が当たってしまうリスクを最小限に抑え、治療に伴う心疾患の心配を大幅に減らすことができます。

それにより、私たちスタッフは、患者さんが安全に治療できるように息を止める練習や治療をサポートします。

乳がんの治療以外にも様々な治療を行っています。気になることや分からないことがある時にはお気軽にご相談ください。


放射線治療の範囲は赤い部分です。普段の呼吸では、真ん中にある心臓と治療範囲が接しています(図1)。
DIBHでは、心臓と治療範囲の間の肺が空気で膨らんで、心臓と治療範囲が接していません。


表紙

なんがでっきょんな

vol.78

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.78の表紙のひと

初期研修医

今回の表紙は令和8年4月に入職した10名の研修医の先生方です。明るく元気な印象の先生が多く、また6名が女性で、久しぶりに女性が多い年になりました。撮影当日はまるでモデルのように自然なポーズを決めてくれる先生もいて、終始笑顔が絶えず、和やかな雰囲気の中で進めることができました。これから様々な診療科で経験を積みながら成長していく先生方の活躍を温かく見守っていただければと思います。