今回は、化学療法治療食をご紹介したいと思います。
近年「がん」という病気に対して様々な薬物療法の選択肢があります。抗がん剤を使った化学療法治療中は、下痢や便秘などの消化器症状や嘔気、食欲低下や倦怠感、口内炎や味覚異常、唾液分泌量の低下、口渇感、免疫低下等の副作用がみられることもあります。当院では、化学療法中の体調に合わせて、なるべく食べやすい物で食事摂取量を維持できるよう様々な治療食や栄養補助食品を準備しています。
その中で化学療法治療食は、肉や魚などを主体とした食品独特の匂いが強い料理を避け、焼きそばやお好み焼き、いなり寿司など味付きの主食に小鉢や飲み物、デザートなどを組み合わせた内容で提供している食事です。特に味覚異常や食欲低下の副作用が出た際にも食べやすい内容になるよう、化学療法中の患者さんの声をもとに考案しました。
また、食欲が落ちた時は、一度にたくさん食べようとせずに、あえて間食の時間を作って、飲み物やデザート、パンや果物などを少しずつ何回かに分けて食べ、食事量を確保するような食べ方もお勧めです。その他、「たくさん食べなければ…」という苦痛を感じる時には、少量で栄養価の高い栄養補助食品を利用して、様々な栄養素を補うことも可能です。化学療法中に食事が思うように摂れない時には、気軽に管理栄養士にご相談ください。
Columnvol.78の表紙のひと
初期研修医
今回の表紙は令和8年4月に入職した10名の研修医の先生方です。明るく元気な印象の先生が多く、また6名が女性で、久しぶりに女性が多い年になりました。撮影当日はまるでモデルのように自然なポーズを決めてくれる先生もいて、終始笑顔が絶えず、和やかな雰囲気の中で進めることができました。これから様々な診療科で経験を積みながら成長していく先生方の活躍を温かく見守っていただければと思います。


