たんぱく質・塩分コントロール食とは
今回は、たんぱく質・塩分コントロール食をご紹介したいと思います。
治療食の中でも細やかな栄養成分の調整が必要な治療食が、たんぱく質・塩分コントロール食です。主な提供対象は腎臓病の患者さんです。
人間は、食べ物を糧として生きていますが、腎臓は体内で食物を利用した後に残る不要な成分を排泄する大役を担っています。腎機能が低下し、不要な成分を排泄しにくくなれば、食事療養で腎臓の負担軽減を図ります。中でも塩分やたんぱく質の過剰摂取は要注意です。ある程度は必要な栄養素なので、身体の状況に合わせて調整する必要があります。当然、目安量は個人により異なり、病期によっても変わります。特にたんぱく質は、筋肉量や食欲の落ちた方で無理に制限してしまうと、筋肉量がさらに落ちて低栄養に陥ってしまいます。また、同様に食事量が減少した際には、塩分制限解除の検討も必要です。当院では、特にたんぱく質の制限が必要な方には、エネルギー量が多くたんぱく質の少ない特殊なご飯を提供したり、野菜や芋類で食事量を確保しつつ、油やでんぷんでエネルギー量を補うような料理方法を試みています。また、少量ずつ多種類のおかずをプレート盛りにして、なるべく食がすすむ様に工夫しています。身体に優しく、制限があっても食べやすい治療食を目指しています。
たんぱく質・塩分コントロール食=腎臓の負担を軽減するために適量のたんぱく質と塩分量に調整した治療食



