嗅覚検査とは?
嗅覚検査とは、嗅覚障害を訴える患者に対して嗅覚障害の程度の判断、治療効果の判断を行う検査です。今回のコラムでは、嗅覚障害についてと本院で行っている嗅覚検査の流れについて紹介します。
嗅覚障害
嗅覚に何らかの異常が起こることを嗅覚障害といいます。嗅覚の障害といってもニオイが全く嗅ぎ取れないものから、感じるはずのないニオイを感じてしまうもの(異臭症)まで様々です。嗅覚の病気で、発生率が最も高いのが、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎といった鼻の病気です。花粉症でニオイがわからない…などという症状も、もちろんこれです。また、風邪が治った後でもニオイの感覚がなくなってしまいます。この症状は「感冒後嗅覚障害」といい、内視鏡で鼻の奥まで診察しても異常が見つからないのに、ニオイがしなかったり、するはずのないニオイがする状態です。
嗅覚検査の流れ
嗅覚検査キット(T&Tオルファクトメーター)を用いて検査していきます。嗅覚検査キットは5種類のニオイで各7~8段階の濃度の溶液(基準臭)で構成されており、順番にニオイをかいで検査します。
① 被験者は基準臭をつけたニオイ紙を嗅ぐ。
↓
② ニオイを初めて感じたら知らせる(検知閾値)
↓
③ どんなニオイか、表現できたら知らせる。(認知閾値)
検査時間は20分程度で、渡されたニオイ紙を嗅いで答える、簡単な検査です。



