検査の目的と意義
日本では大腸がんの罹患数が増加しており早期発見の重要性が高まっています。
便潜血検査は大腸がんをはじめ下部消化管の出血を伴う疾患の早期発見のスクリーニング検査として用いられています。
測定方法
赤血球に含まれるヘモグロビンという色素を便から検出します。
便を専用の試薬と混ぜると、試薬の中のヘモグロビンに対する抗体と便中のヘモグロビンが反応します。このとき抗体に結合したラテックスが凝集することで濁りが生じます。この濁りの程度を測定することでどれだけヘモグロビンが含まれているかが分かるという仕組みです。
特徴
● 当院で使用している試薬はヒトのヘモグロビンにのみ反応するため、薬剤の影響を受けにくく、食事制限の必要はありません。
● 肉眼的に分からない微量の出血を便から検出することができます。
● 上部消化管からの出血の場合、胃液などの影響を受けるため検出率は下がります。
より正確な検査結果を得るために
◎便の採取後は冷暗所で保管し、なるべく早く提出しましょう。
➡ヘモグロビンは時間経過と共に変性します。
◎便の表面全体からまんべんなく採取しましょう。
➡便が消化管の出血部位を通過する際、表面に血液が付着します。また少量の出血だと便の一部だけに付着している場合があります。


