さぬきの健康と元気をサポートする高松日赤だより

なんがでっきょんな

病気・治療のこと

検査部コラム 採血の質問にお答えします


当院の採血室では臨床検査技師と看護師が協力して、安全で安心できる採血に取り組んでいます。
検査部コラムでは、今回と次回の2回に分けてよくある質問と回答を紹介します。

Q.こんなにたくさん採血して貧血にならないの?

A.人体の血液量は体重のおよそ8%と言われていて、体重50㎏の方だと約4,000mlになります。採血は平均10ml程度で多くても20ml以下ですので、採血によって血液が不足することはありません。

Q.何本も採血するのはなぜですか?

A.検査する項目によって検査方法が異なり、採血管の中にはさまざまな試薬が入っているからです。血液を固まらせない抗凝固剤やすばやく固めて遠心して血清を分離するための凝固促進剤です。また、抗凝固剤にはいくつもの種類があります。

Q.ご飯を食べてきたけど採血して大丈夫ですか?

A.採血は基本的には空腹時に行います。食事をすると血糖、中性脂肪、インスリンなどの項目に影響があるからです(食事の影響のない項目もあります)。主治医から空腹時採血の指示がある場合は守ってください。

採血室からのお願い
・乳房切除術をした側の腕や透析治療のためのシャント側の腕は、採血が原則禁忌となっていますので、採血時には必ず申し出てください。
・採血後は必ず3~5分程度しっかりと押さえてください。止血が不十分だと内出血することがあります。

気になる点やわからないことがございましたら、お気軽にお声かけください。


表紙

なんがでっきょんな

vol.68

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.68の表紙のひと

診療放射線技師

当院が誇る高精度のPET-CT室にて撮影を行いました。撮影中の雰囲気は非常に良く、仲の良さが素敵な笑顔から伝わってくると思います。若手ながら高度な検査や治療を担当する優秀な5人。真面目で仕事熱心、そして常に知識・技術の向上に励んでいると上司からの評価も非常に高く、お互いに切磋琢磨しながら頑張っている彼らです。