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病院のこと

日赤ヘルシー便り 11 エネルギーコントロール食~特別治療食の紹介編~


エネルギーコントロール食とは

今回は、病院で提供中の治療食についてご紹介したいと思います。

入院中の治療食の中で、最も提供数の多い治療食がエネルギーコントロール食です。適正なエネルギー量を摂取することは、病気の治療として重要です。どのくらい食べたらよいのか、その目安量として、例えば糖尿病のある方(軽い労作)では、目標体重1㎏あたり25~30kcal/日とされています。もちろん運動量や身体状況により、この目安よりも多く摂取すべき場合も、逆に少な目に調整すべき場合もあり、最終的には体重の変動や血糖コントロール等の身体状況による判断が必要です。

当院のエネルギーコントロール食は、800kcalから2200kcal/日まで8段階のエネルギー量の設定があり、医師の指示に基づき提供しています。血糖コントロールのために、炭水化物偏重を避け、炭水化物・たんぱく質・脂質の3大栄養素をバランスよく摂取できる内容となっています。 

カレーライスやうどん等の献立も野菜をたっぷり添えて提供しています。また、炭水化物の中でも、血糖急上昇を招きやすい砂糖の使用量を控えめに、血糖上昇を緩やかにする食物繊維を多く摂取できる様に調整されています。食後のデザートは果物で、言わば“健康食!“の理想的な内容です。

エネルギーコントロール食 = 主食・主菜・副菜を組み合わせた健康食


特徴
●主食は八分目
●1芋類は控え目
●野菜たっぷり
●デザートは果物


表紙

なんがでっきょんな

vol.73

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

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Columnvol.73の表紙のひと

専門・認定・特定看護師

今回の表紙は高松赤十字病院の専門・認定・特定看護師です。それぞれ資格を取得し、特定の専門分野においてより高い水準の知識及び技術を備えた看護のスペシャリストです。この春から新しくユニフォームを作成しました。パープルにワインレッドのポイントがかっこ良いデザインで、背中にCNS(専門看護師)・CN(認定看護師)・特定看護師の文字が輝いています。装いも新たに、これからも安全で質の高い看護を続けていきます!