さぬきの健康と元気をサポートする高松日赤だより

なんがでっきょんな

病気・治療のこと

検査部コラム 採血の質問にお答えします


当院の採血室では臨床検査技師と看護師が協力して、安全で安心できる採血に取り組んでいます。
検査部コラムでは、前回と今回の2回に分けてよくある質問と回答を紹介します。

Q.腕をしばった後のグーパーは良くないの?

A.グーパーを繰り返すことをクレンチングと言います。このクレンチングを行った後に採血すると、検査結果に影響することが知られています。腕をしばった後は親指を中にして軽く握る程度で大丈夫です。

Q.採血後、確認するので待ってくださいと言われたけど何を確認しているのですか?

A.血液が溶血や凝固していないか、量が足りているか確認しています。溶血とは赤血球の膜が壊れること、凝固は血液が固まることです。さまざまな検査結果に影響を与えてしまいます。採血量が少ない場合も同様です。

Q.いつも同じ場所から採血して大丈夫ですか?

A.同じ血管であっても同じ場所から採血するわけではないので一か月に一回程度なら大丈夫です。ただし、採血を繰り返すことで血管が硬くなって針が刺さりにくくなることがありますので、その場合は採血担当者にご相談ください。

採血室からのお願い
・乳房切除術をした側の腕や透析治療のためのシャント側の腕は、採血が原則禁忌となっていますので、採血時には必ず申し出てください。
・採血後は必ず3~5分程度しっかりと押さえてください。止血が不十分だと内出血することがあります。

気になる点やわからないことがございましたら、お気軽にお声かけください。


表紙

なんがでっきょんな

vol.68

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.68の表紙のひと

診療放射線技師

当院が誇る高精度のPET-CT室にて撮影を行いました。撮影中の雰囲気は非常に良く、仲の良さが素敵な笑顔から伝わってくると思います。若手ながら高度な検査や治療を担当する優秀な5人。真面目で仕事熱心、そして常に知識・技術の向上に励んでいると上司からの評価も非常に高く、お互いに切磋琢磨しながら頑張っている彼らです。