さぬきの健康と元気をサポートする高松日赤だより

なんがでっきょんな

くすりのはてな

『あなたの大切なお薬の記録』=お薬手帳


●「白い錠剤のコレステロールの薬を飲んでいます」 「細長い白色の薬を飲んでいます」

現在飲んでいるお薬についてお聞きすると、こんな風に教えてくださる方がいます。でも白い錠剤はたくさんありますし、お薬の名前や量は色だけではわからないこともあります。
お薬手帳とは、処方されたお薬の名前や飲む量、回数、飲み方、注意することなどを記録するためのものです。いつ、どこで、何日分処方され、どれくらいの期間飲んでいるか、現在どんな治療をしているか、過去にどのようなお薬を飲んだことがあるかなど、お薬の情報を的確に伝えることができます。

●お薬手帳を持っていると、こんなことに役立ちます!

■お薬の飲み合わせや重複の確認
■アレルギー・副作用歴の確認
■手術や処置前に休薬が必要なお薬の確認

副作用は、飲み始めてすぐに出現するもの、数日~数ヶ月後に出現するもの、脱水や食欲低下など体調の変化を契機に出現するものなど様々です。命に関わるものもありますので、同じお薬による副作用の再発予防が大切です。
また、手術や処置前に休薬が必要なお薬の確認も出来ます。お薬によって、休薬期間も異なります。

医療機関や薬局ごとに分けず、全てのお薬の記録を1冊にまとめておきましょう

お薬の飲み合わせや同じお薬が処方されていないかを確認するためには1冊にまとめておくことが大切です。
お薬同士で効果を弱めたり、反対に効きすぎて副作用が発現したりすることもあります。このようなことを未然に防ぐためにも大切です。
   

医療機関や薬局に行くときには、毎回忘れずに持っていきましょう

『いつも同じお薬をもらっているけど、毎回持っていかないといけませんか?』
どれくらいの間隔でお薬をもらっていて、最後にもらったのがいつなのかというのも大切な情報です。最新の情報であることも重要です。

市販薬や健康食品を飲んでいる場合にも記録しておきましょう

お薬の効果に影響を及ぼすものもあります。

事故や災害などの緊急時に備えて、健康保険証と一緒に常に持ち歩きましょう

災害時、お薬手帳を元に処方してもらえたり、治療に役立ちます。

お薬のことでわからないこと、困ったこと、気になることかあればメモしておきましょう

新しいお薬を飲み始めて、気になる症状があったり、聞きたいことがあったりしたときは空いたところにメモしておき、次回受診の際に伝えたり、自分の記録として残しておきましょう。


表紙

なんがでっきょんな

vol.67

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.67の表紙のひと

当院音楽部

~つづけよう音楽を つながろう音楽で つたえよう音楽に乗せて~        今回の表紙を飾ったのは、当院音楽部の皆さんです。実は当院には職員間のコミュニケーションを図ることを目的に、様々な部活が活動しています。そんな中、脳神経内科 荒木部長が音楽で職種や世代を超えた交流の場を作りたいといった思いから、新たに音楽部を立ち上げました。医師や看護師、事務など50名を超える多職種職員が入部し、先日には第1回演奏会を市内のライブハウスで行いました。ピアノやギター、トロンボーン、サックス…etcと、様々な楽器を持ち寄って好きなジャンルの演奏を楽しみ、大いに盛り上がったそうです。 表紙写真は、その第1回目演奏会に参加した部員の有志に集まってもらい、当院本館北タワー12階の瀬戸内海が見渡せる場所をバックに撮影しました。共通の趣味を通してすっかり仲良くなった部員たち。楽器を手に、リラックスした表情で撮影に臨む姿から言葉じゃなく音楽で絆が強く繋がっていることが伝わってきました。 撮影後、代表の荒木部長はこれからも定期的な演奏会や懇親会を予定しており、いつか来院者に向けて演奏する機会も設けたい、と語ってくれました。今後の音楽部の活動、ぜひ注目してください!