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なんがでっきょんな

ガンのこと

2人に1人がかかる がんについて知っておきたいこと ~第15回~「アピアランスケア」をご存じですか?


テレビや新聞などで、「アピアランスケア」という言葉を時々見聞きするようになりました。「アピアランス」とは、「外見」を示す言葉です。

⒈ .がん患者さんの「外見」の変化について

がんやがんの治療に伴う副作用により、脱毛、肌の色の変化、皮膚の障害、爪の変化、手術による傷跡、乳房の喪失、顔や四肢のむくみなどの、様々な外見(アピアランス)の変化が起こります。

⒉ 「外見」の変化があると・・・

自分らしさがなくなったように感じたり、人の目が気になり、周囲の人々や社会との関わりを辛く感じることがあります。でも、もしご自分が気にならなければ、そのままで過ごしても何ら問題はありません。
「抗がん剤治療を受けるが、いつ、どこでウィッグを購入したらいいか知りたい。」とのご相談が多いですが、「脱毛していることが気になり、友人に会えない。」「乳がんの手術前に乳房再建について知っておきたい。」など、様々なご相談があります。

⒊ アピアランスケアとは

「アピアランスケア」とは、外見の変化によっておこる辛さを和らげるケアです。爪や皮膚のケア、ウィッグ、化粧などの医学的・整容的なサポートとともに、その人らしくあるための心理的・社会的サポートも含まれます。ただ、アピアランスケアに関しては、がん治療のように定型化された方法はまだ確立されていません。
抗がん剤の副作用による脱毛や皮膚の変化、その他お困りの場合は、外来化学療法室、各科外来や病棟のスタッフ、がん相談支援センターにご相談ください。


表紙

なんがでっきょんな

vol.68

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.68の表紙のひと

診療放射線技師

当院が誇る高精度のPET-CT室にて撮影を行いました。撮影中の雰囲気は非常に良く、仲の良さが素敵な笑顔から伝わってくると思います。若手ながら高度な検査や治療を担当する優秀な5人。真面目で仕事熱心、そして常に知識・技術の向上に励んでいると上司からの評価も非常に高く、お互いに切磋琢磨しながら頑張っている彼らです。