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日赤ヘルシー便り 04 ~炭水化物を見極めて無理なく減量~


炭水化物を見極めて無理なく減量~炭水化物続編~

高松赤十字病院 管理栄養士の日赤ヘルシーです。今回は炭水化物の続編です。

減量目的で糖質制限を行う場合、長続きしない極端な方法は避けましょう。例えば、主食を抜くと空腹感が強くフラフラする、筋肉や体力が落ちる、便秘になる、逆に他の物を食べ過ぎる等のリスクが高くなります。具体的に言えば、糖質は1日に最低限約100g程度必要*と考えられています。これは糖質が脳の主なエネルギー源である事を考慮し出された数字で、ご飯100g程度を3回食べる量に相当します。極端な糖質やエネルギーの制限は、筋肉合成に使われるべきたんぱく質がエネルギー源として利用され、筋肉減少や基礎代謝の低下を招きます。また、ご飯等の主食は、食物繊維やビタミン、ミネラル等の供給源でもあります。減らす場合には、必要な栄養素が欠乏しない様、副菜を十分に添えて補う必要があります。減量は“急がば回れ”で継続可能な食事調整と運動の組み合わせが最も効果的です。糖質制限のつもりが、空腹感やストレスで間食やお酒の誘因になる事もあります。同じ炭水化物でも糖類を多く含む間食より、腹持ちのよい適量の主食(多糖類+食物繊維)を選ぶ事が減量のコツと言えます。  *参考資料:日本人の食事摂取基準2020年版

炭水化物とは

食物繊維+糖質(多糖類(ご飯など)糖類(砂糖/果物/乳など)



表紙

なんがでっきょんな

vol.67

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.67の表紙のひと

当院音楽部

~つづけよう音楽を つながろう音楽で つたえよう音楽に乗せて~        今回の表紙を飾ったのは、当院音楽部の皆さんです。実は当院には職員間のコミュニケーションを図ることを目的に、様々な部活が活動しています。そんな中、脳神経内科 荒木部長が音楽で職種や世代を超えた交流の場を作りたいといった思いから、新たに音楽部を立ち上げました。医師や看護師、事務など50名を超える多職種職員が入部し、先日には第1回演奏会を市内のライブハウスで行いました。ピアノやギター、トロンボーン、サックス…etcと、様々な楽器を持ち寄って好きなジャンルの演奏を楽しみ、大いに盛り上がったそうです。 表紙写真は、その第1回目演奏会に参加した部員の有志に集まってもらい、当院本館北タワー12階の瀬戸内海が見渡せる場所をバックに撮影しました。共通の趣味を通してすっかり仲良くなった部員たち。楽器を手に、リラックスした表情で撮影に臨む姿から言葉じゃなく音楽で絆が強く繋がっていることが伝わってきました。 撮影後、代表の荒木部長はこれからも定期的な演奏会や懇親会を予定しており、いつか来院者に向けて演奏する機会も設けたい、と語ってくれました。今後の音楽部の活動、ぜひ注目してください!