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日赤ヘルシー便り 05 “あぶら”とはさみは使いよう ~ 脂質編~


高松赤十字病院 管理栄養士の日赤ヘルシーです。今回は脂質編です。

あぶらは私達の健康にとって良いの?それとも悪いの?あぶらは摂りようなのです。例えば、あぶらは体の中でエネルギー源として利用される三大栄養素の一つですが、糖質やたんぱく質が1g=4kcalに対し、あぶらは1g=9kcalと2倍以上のエネルギー量です。
また、あぶらの働きは、エネルギー源だけでなく、体の構成成分となる他、ホルモンや生理活性物質の生成、脂溶性ビタミンの吸収促進など様々です。あぶらの種類も様々で、種類によって体内での代謝や働きが異なります。一方で私達が日々食べている食品の中には、種々のあぶらが混ざり合って含まれており、特定のあぶらだけを摂ることも、特定のあぶらを一切摂らないこともできません。したがって、食品にどのような種類のあぶらが多く含まれるのかを知り、自分の身体に合わせて上手に選択し、適量摂ることが大事です。
今回は、料理のエネルギー量が、素材に含まれるあぶらや、調理に使うあぶらの量で変化する例を紹介します。体重を減らしたいという方は控えめに、逆に食べる量が減ったけれど何とか体重を維持したいという方は、積極的に利用する事が鍵と言えます。あぶらの種類については、次回ご紹介致します。



表紙

なんがでっきょんな

vol.68

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.68の表紙のひと

診療放射線技師

当院が誇る高精度のPET-CT室にて撮影を行いました。撮影中の雰囲気は非常に良く、仲の良さが素敵な笑顔から伝わってくると思います。若手ながら高度な検査や治療を担当する優秀な5人。真面目で仕事熱心、そして常に知識・技術の向上に励んでいると上司からの評価も非常に高く、お互いに切磋琢磨しながら頑張っている彼らです。