さぬきの健康と元気をサポートする高松日赤だより

なんがでっきょんな

ガンのこと

2人に1人がかかる がんについて知っておきたいこと ~第24回乳がんの都市伝説?!~


「もう歳がいったから乳がんにはならんと思いよったわ。」「もう歳やから手術はせんのやろ。」「検診には長いこと行ってなかったわ。自分で触って見つけたんや。」乳がんになった患者さん達と話しているとよく聞く言葉です。ほんとにそうなのか、一つずつ一緒に見てみましょう。

年齢と乳がん罹患

国立がん研究センターの統計では、日本人女性の乳がんは40歳台と60歳台あたりにグラフの山ができていて、罹る人が多いのが特徴です。そして70歳台80歳台とグラフは下降線をたどってはいますが、90歳台でも多くの人が罹っています。そうです、20歳台以降はどの年代でも、歳がいっても乳がんになるんです。

年齢と乳がん手術

そして、乳がんが進行すると出血したり浸出液が出てきたり皮膚にできもののような潰瘍ができたりします。そのため、日常生活に支障が出てくる人もいます。患者さんの生活を過ごしやすくするために、当院では医師が判断した手術可能な方では高齢の方も手術を行います。

ここまでのお話で乳がんは、高齢の人でも多くの人がかかること、手術などの治療を受けていることがわかりましたでしょうか。次回は乳がんの自己検診の方法についてお伝えします。


表紙

なんがでっきょんな

vol.74

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

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Columnvol.74の表紙のひと

一年目初期研修医