研修報告

研修報告

JMECC高松赤十字病院コース

2016年5月15日

平成28年5月15日JMECC(Japanese Medical Emergency Care Course:日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)高松赤十字病院コースを開催しました。
JMECCとは救急医療に接することの少ない内科医が、心肺蘇生のみならず、緊急を要する急病患者に幅広く対応できるよう考慮して、日本救急医学会策定の「ICLS」を基礎に、日本内科学会独自の「内科救急」をプログラムに導入した講習会です。
今回、当院では初めての開催でもあり、日本赤十字社内科専門医制度連絡協議会の支援を受け、ディレクターに名古屋第二赤十字病院から横江正道第二総合内科・臨床研修部部長、ブース長に長岡赤十字病院から江部克也救命救急センター長、インストラクターに日本赤十字社和歌山医療センターから浜崎俊明第一救急科部長をお迎えして、院内6名の医師が受講しました。
午前中は、シュミレータ‐を使用した一時救命処置(BLS)、AED使用法から始まり、気管挿管と除細動を用いた二次救命処置(ALS)アルゴリズムを習得し、午後からは内科救急から心停止のシナリオに沿って、疾病救急と急変(心停止)への対応を実技実習しました。
最後には筆記試験が行われ、一日を通して「日常臨床で遭遇する予期せぬ容態悪化に対応する能力を実践型教育によって習得する。」とうい目的が反映されている非常に充実した講習会でした。
日本内科学会では、認定内科医資格認定試験の受験資格に、救急蘇生講習会の受講を要件として課しており、今後は新・内科専門医制度において研修プログラムの要件としてJMECC開催が組み込まれ、2020年から開始される新・内科専門医試験の受験要件としてJMECCの受講が必須となるため、当院では今後も年1回程度の開催を予定しています。

開催日時

平成28年5月15日(日)8:50~17:30

テーマ

JMECC高松赤十字病院コース

講師 名古屋第二赤十字病院 横江正道 先生
参加者

院内医師6名

 

JMECC高松赤十字病院コースの様子


シュミレータ―を使用した実習

シナリオに沿った実技実習

集合写真


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