日本赤十字社 高松赤十字病院

形成外科

基本情報

スタッフ紹介

スタッフ名 専門分野 認定医・専門医等

野網 淳

形成外科部長 野網 淳
形成外科一般 日本形成外科学会専門医
日本創傷外科専門医
日本形成外科学会皮膚腫瘍外科分野指導医
日本形成外科学会領域指導医

伊藤 謹民

医師 伊藤 謹民
形成外科 日本形成外科学会認定専門医
日本医師会認定健康スポーツ医
日本医師会認定産業医

細川 敦司

非常勤医師 細川 敦司

木暮 鉄邦

非常勤医師 木暮 鉄邦

概要

当院の形成外科診療は非常勤医のみの体制でスタートし、2020年から1名、2025年から2名の常勤専門医体制と拡充しました。傷や体表面をきれいに治すことを主な目的とし、以下のような疾患を診療しております。

●顔や手足などのケガ(顔面骨骨折、切り傷、やけどなど)・キズアト・ケロイド・ひきつれ
●皮膚のできもの(おでき、ほくろ、皮膚がんなど)
●先天異常(眼瞼下垂症、睫毛内反症、副耳、耳ろう孔、舌小帯短縮症、副乳、多・合指症など)
●がんの切除後の再建
●まぶたの疾患(眼瞼下垂症、眼瞼内反・外反症など)
●褥瘡(とこずれ)の創閉鎖手術が可能なもの(感染のないもの)
※美容手術は実施しておりません

特色

当科外来は皮膚科と併設し、共同で治療する悪性腫瘍が多いです。ダーモスコピーによる診察や病理学的評価を複数の医師で実施でき、治療選択肢も広く取れます。

当院は新生児の出生数が多く、あざや折れ耳・副耳などの先天異常を診る機会も多くあります。手術、矯正などの治療を選択します。小児全麻の手術も対応します。皮膚疾患用のレーザーは当院にないので、適切な病院に紹介します。

虚血性皮膚潰瘍や糖尿病性足壊疽は、当院循環器科・内分泌内科・透析科・皮膚科などと連携して治療にあたります。「歩いて生活できる下肢救済」を私たちはチームで目標としております。

地域の先生方へ

当科では早期の治療を目指します。しかし紹介当日の手術は出来ないことが多いので、ご了承ください。外傷などの緊急症例はお電話をください。

眼瞼疾患は、表層角膜炎やドライアイの有無などを紹介状にご記載頂ければ、対応し易くなります。可能であればお願いします。

ケロイドは切除+電子線治療が可能です。しかし保存的治療では長期間を要するため、一旦は近医皮膚科にお返しし、ステロイドODT・局注などの保存的治療をご依頼することもあります。

皮膚に使用するレーザー(色素レーザーやアレキサンドライトレーザーなど)は当院にありません。適応と判断した場合は、近医に紹介しております。また美容医療や陥入爪のワイヤー治療などの自費となる診療も現在は出来ないため、可能な近医に紹介しております。

「きずあと(瘢痕)」など、手術なのかレーザーなのか、保険診療なのか自費診療なのか、判断に迷うような症例は紹介頂けましたら、当科で判断させて頂きます。

診療実績

2022年度

疾患大分類
手技数
入院 外来
全身麻酔 腰麻・伝達麻酔 局所麻酔・その他 全身麻酔 腰麻・伝達麻酔 局所麻酔・その他
外傷 27 6 6 2 38 79
先天異常 5 3 8
腫瘍 22 2 1 10 141 176
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド 1 3 4
難治性潰瘍 26 66 5 1 98
炎症・変性疾患 5 1 9 15
美容(手術) 0
その他 21 1 22
Extra レーザー治療 0

2023年度

疾患大分類
手技数
入院 外来
全身麻酔 腰麻・伝達麻酔 局所麻酔・その他 全身麻酔 腰麻・伝達麻酔 局所麻酔・その他
外傷 9 9 25 43
先天異常 5 6 11
腫瘍 21 10 7 165 203
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド 1 9 10
難治性潰瘍 5 30 7 42
炎症・変性疾患 4 1 4 9
美容(手術) 0
その他 10 30 3 43
Extra レーザー治療 0

2024年度

疾患大分類
手技数
入院 外来
全身麻酔 腰麻・伝達麻酔 局所麻酔・その他 全身麻酔 腰麻・伝達麻酔 局所麻酔・その他
外傷 4 4 4 32 44
先天異常 4 3 7
腫瘍 24 2 11 8 168 213
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド 1 4 5
難治性潰瘍 6 23 12 41
炎症・変性疾患 4 1 3 9 17
美容(手術) 0
その他 6 1 7
Extra レーザー治療 0